はじめに
「動物園よりもっと近くで動物を見せてあげたい!」
そう思って、大分県の【九州自然動物公園アフリカンサファリ】に、未就学児3人を連れて行ってきました。
サファリゾーンに入って間近で見る野生の動物はとにかく圧巻!
ジャングルバスでライオンにエサを上げたり、動物園ではできない貴重な体験をすることができました。
ただ、行く前にネットで調べても、子連れ目線の詳しい情報が意外と少なくて…。

持ち物や注意点、チケットの購入方法など、実際に行ってみないと分からないことが結構ありました(汗)
この記事では、そんな「行ってみてわかったこと」を中心に、子連れで楽しむためのリアルな体験レビューをまとめました。
これから行く方の参考になれば嬉しいです!
アクセスと駐車場情報
アフリカンサファリは、大分県の別府市から車で約30分。


マンモスのオブジェが見えたらあと少し!ここからサファリまで車で約3分です。
山道を抜けた先に突然現れるサファリゲートに、子どもも大人もテンションが上がります!
車でのアクセス
ナビで「九州自然動物公園アフリカンサファリ」と検索すればOK!
別府方面から
別府ICから約25分
別府湾スマートICから約7分(約6km)
湯布院方面から
由布岳スマートICから約10分(約9km)
スマートICはETC搭載車専用のインターチェンジです。
ETCが搭載されていない車では利用できないのでご注意ください。
車長12mを超える車両は通行できません。



アフリカンサファリに向かう途中は山道がありますが、舗装されているのでストレスなく走りやすかったです。
駐車場の様子
- 駐車料金は無料
- 駐車場は広くて停めやすいので、ベビーカーの積み下ろしもスムーズにできる
- 園入口までの距離も近く、子連れでも移動がラク
- 受付を済ませてからしか入口ゲート先の駐車場には入ることができないので、受付時間より前に到着するとトイレが使えない
公共交通+送迎バス
- 別府駅からの直通バスあり(季節・曜日によって運行状況が異なるため要確認)
入園料金
大人(高校生以上)2,600円
子ども(4歳以上中学生以下)1,500円
営業時間
期間 | 入園受付時間 | 開園時間 | 閉園時間 |
---|---|---|---|
3月1日~10月31日 | 9:00~16:00 | 9:30 | 16:30 |
11月1日~2月末日 | 9:30~15:00 | 10:00 | 15:30 |
- サファリゾーンへの入園は、閉園時間の30分前まで
- 年中無休(雨天でも通常営業)ですが、冬季の積雪時は閉園時間が早まる場合あり
ジャングルバス体験|子どもも大興奮!迫力満点のエサやり
アフリカンサファリに来たら、絶対に乗ってほしいのが「ジャングルバス」
自家用車でも園内を回れますが、動物たちに直接エサをあげられる体験はジャングルバスならでは。



バスの窓越しにライオンやクマが迫ってくる迫力は、親も思わず声が出ますよ!
子どもはもちろん、動物好きな大人も大満足の体験です。
子連れにおすすめな理由
エサやり体験ができる(ライオン・クマ・ラクダなど)
ジャングルバスのチケットを購入すると、バス乗車時にチケット購入者分のエサがもらえます。
座席下に専用のハサミが備え付けられているので、このハサミを使って動物たちに直接エサを食べさせることができるんです。



とくに、目の前でライオンが生のお肉を食べる姿は迫力満点!
今でも子どもたちが思い出して興奮して話してくれます。
自家用車での見学では経験できない、子どもにとってもここでしか味わえない貴重な体験です。
窓が金網になっていて、安全に間近で見られる
サファリバスの窓は金網でできているので、窓越しに見る自家用車よりもより迫力のある姿を見ることができます。
バスが止まると、エサを求めて動物たちがグングン金網に近づいてきます。
ほんの数十センチ先に野生の動物がいる、動物園では見ることのできない貴重な姿です。



動物たちの息遣いも感じることができて、大人の私たちもドキドキしました!
バスの高さがあるので、視界が広くて見やすい
通常のバスは前向きに座席が設置されていますが、ジャングルバスは金網に向かって座席が横向きに設置されています。
自家用車では後部座席に座っている子どもや、チャイルドシートに乗っている子どもは見づらい場合もありますが、ジャングルバスなら360度全体を見渡すことができます。
未就園児などまだ体が小さな子どもにとっては、高さのあるジャングルバスの方が見学しやすいなと感じました。
また、座っている座席の反対側に動物が集まっているときは、バス停車中は立ち上がって見ることもできました。



ガイドさんの指示に従ってくださいね。
ジャングルバスチケットの購入方法
公式サイトによると、2025年5月からジャングルバスの前売り券は廃止されています。
現在、ジャングルバスに乗車するためには、アフリカンサファリ入口でチケットを購入する必要があります。
先着順の販売なので、売り切れ次第終了。
ジャングルバス乗車料金/1名 1,500円(4歳以上)
チケットは午前9時から入口ゲートにて購入可能。ジャングルバスはかなり人気なので、確実にチケットを購入したい場合は早めの来園がオススメ。
わが家が行ったのは夏休み前の平日。
朝8時30分過ぎにゲート付近に到着しましたが、なんと、すでに長蛇の列が…。





8時前にはホテルを出発したのに出遅れました~~(泣)


並び始めたところにあった看板。ここが運命の分かれ道だったかも。
最初は2車線、カーブを曲がったところからは3車線になります。
観光バスも一緒に列に並んでいました。




入口ゲートは3車線で通過しますが、どの車線に並ぶかでチケット購入できる順番がかなり左右されている印象でした。



前の車の支払いがスムーズだと早いけど、運次第かも…
わが家は日程の都合上、その日の午後にハーモニーランドに行く予定だったので、午前中のチケットを狙っていました。
しかし、サファリバスは午前中から埋まっていったようで、チケット購入の順番が回ってきたときにはすでに12時半以降のチケットしかなく…



サファリバスの乗車時間は約50分あるから、朝早めに乗ってお昼には出発したかった~~
そこで、わが家は急遽プラン変更!
ジャングルバスチケットがあれば再入場が可能(総合案内所で手続きが必要)だったので、サファリバスのチケットは14時半を購入して、一旦ハーモニーランドに向かうことに。



ハーモニーランドまでは約30分なので、意外といけると踏みました!



再入場できるのは本当にありがたかったです。
ハーモニーランドまでの往復の時間とガソリン代がかさむ強行プランではありましたが、その日は無事にハーモニーランドを満喫した後に、サファリバスにも乗ることができました。



あくまで平日の場合で、週末や大型連休などは渋滞などもあるので難しいかもしれません(汗)
でも、もし午後のチケットしか取れない場合でも、園内をゆっくり散策する以外にも一旦別の場所に移動することもできるので、ぐずぐずになりがちな子連れ旅行にはありかな~と感じました!
- 2025年5月10日以降、ジャングルバスの予約はできない
- 入園チケットとジャングルバスのチケットは入口ゲートで受付時間以降に購入できる
- ジャングルバスのチケットはかなり人気なので、確実に購入したい場合はチケット販売開始前に早めに入口ゲートに並ぶ必要がある
- ジャングルバスチケット購入者のみ再入場可(総合案内所で手続きが必要)
注意点
バスは揺れます!酔い止めが必要な子は準備を
実際にバスに乗ってみて感じたのが、ガタガタ道が結構あって揺れる!ということ。



自家用車でも行きましたが、自家用車の場合はバスほどの揺れは感じませんでした。
乗り物酔いしやすい子は酔い止め必須です。
また、3歳以下の子どもはジャングルバスチケットが不要ですが、乗車中は保護者の膝上に座らせなければなりません。
とっさの揺れにも対応できるように、乗車するときはなるべく最小限の荷物で両手を空けておくことをオススメします。



わが家は3歳1歳を夫婦それぞれの膝上に乗せました。



5歳児のエサやりのサポートもしたので、片手は空いていないと大変でした。
エサをあげるときは、子どもの手をしっかりサポート
ジャングルバスのお楽しみなのが動物へのエサやり。
バス備え付けの専用ハサミを使ってエサを掴み、目の前の動物の口に運びます。
このハサミ、長さが30センチほどあって小さい子どもにはなかなか扱いにくかったので、大人が一緒に持って挟んであげるとスムーズにエサやりができます。



コロコロした小さいエサもあって、5歳の息子もけっこう苦戦していました。
また、子どもは目の前の動物やエサやりに興奮して前のめりになりがちです。
小さい子は一緒にハサミを持つようにし、窓の金網に顔を近づけすぎないように、大人が気を付けてあげると安心です。
ジャングルバスに乗る前に疑問に思っていたことがこちら↓
- 午前と午後の便で違いはある?午前の方がエサを食べてくれる?
午前と午後で見学のルートや所要時間に違いはありません。
「午前中の方がエサの食いつきがいい」という口コミをネットで見ていたので、午後の便になり少しだけ心配でした。
今回、午前中は乗れなかったので比較はできませんが、結論として、14時半の便でもどのエリアの動物もエサはしっかり食べてくれました!(クマエリアでは、積極的にバスに近寄るクマもいれば岩場から眺めるだけのクマもいました。暑さや疲れ、空腹度などその時次第かなーという感じです)
特に夏場の午後は暑いので、もしかしたら午前中の方が活発な動きがみられるのかもしれませんが、午後の便でも十分に楽しめました!
- バスの座る場所で違いはある?
座席は左右の金網に向かってベンチが備え付けられており、運転席側と助手席側があります。
今回は運転席側の後方を選びましたが、左右で大きな差は感じられませんでした。
たまに反対側だけに動物がいることがありましたが、そんな時も、停車中であれば立ち上がって見学もできました。(ガイドさんの指示あり)
また、エサやりの際も動物たちがエサの所まで来てくれるので、前方・中央・後方の違いもあまり感じませんでした。
ただ、今回座った後方の端の座席は少しスペースにゆとりがあったので、はしゃぎがち&荷物多めな子連れのわが家にとっては座りやすい席でした。
自家用車なら無料で園内を回れます|乳幼児連れはこっちもオススメ!
アフリカンサファリでは、自家用車でサファリゾーンを見学することもできます。
チケット購入後はそのままハーモニーランドへ行く予定でしたが、せっかくなので自家用車で回ってみることに。
自家用車の場合はエサやりをしないので、約40分間でサファリゾーンを一周することができます。
驚きだったのが、自家用車なら入園中は無料で何度でも見学できるということ。



ジャングルバスのように別料金がかかると思っていたのでびっくり!
サファリパーク=サファリバスのイメージだったので、正直、自家用車で楽しめるかな~なんて半信半疑でしたが、いい意味で思いっきり期待を裏切ってくれました。
具体的な良かったポイントがこちら↓
- サファリバス同様に動物たちを間近で観察できる
- サファリバスは3歳以下は保護者の膝上乗車が必須、自家用車ならチャイルドシートに乗せたままでOK!月齢の低い赤ちゃんやお昼寝中の下の子も乗せたまま見学できる
- 夏のサファリバスはとっても暑い!自家用車なら涼しい車内で子どもたちもごきげんで観察♪
特に、3歳以下の小さい子は最初は動物に興味津々でも、途中から飽きてぐずることも。



わが家の3歳も途中から集中力が切れて、車内でお絵描きし始めました(笑)
相乗りしているジャングルバスだと、子どもが泣いたりぐずったりしないように大人もハラハラすることも。
でも、自家用車であれば途中でお菓子タイムをはさんだり、わが家のようにお絵描きしたり、授乳や急なおむつ替えもできちゃうんです。



子どもたちのペースに合わせてゆっくり回れるのも自家用車のいいところです♪
今までジャングルバスばかりで自家用車での見学は初体験でしたが、思っていた以上に快適で、子連れサファリ(特に乳幼児連れ)だったらこっちもかなりオススメだな~と感じました!
ふれあいエリア|小さな子でも安心!癒しの動物体験
ジャングルバスの迫力とはまた違って、ふれあい広場はほっこり癒される空間。
ハリネズミやモルモットなど、子どもが実際に触れられる動物がたくさんいて、未就学児でも安心して楽しめる空間です。



今回は時間の都合でサファリゾーンだけを見学しましたが、時間が許せばふれあいエリアもオススメです!
おすすめポイント
- 動物との距離が近く、柵越しではなく直接ふれあえる
- スタッフが近くにいて、安全面も配慮されている
- 小さな子でも楽しめるよう、低めの柵や座れるスペースあり



ジャングルバスはちょっと怖い…というお子さんは、自家用車でサファリ見学+ふれあいエリアコースにすると無理なく楽しめますよ♪
注意点
- 混雑時は順番待ちになることもあるので、時間に余裕を持って回るのがおすすめ
- 動物に触れる前後は、手洗いや消毒を忘れずに
- モルモットなどは優しく触るよう、事前に声かけしておくと安心
ランチ&休憩スポット
園内での食事は、子連れでも安心して楽しめる工夫がたくさん。
レストランには子ども向けメニューがあり、座席も広めでベビーカーのまま入れるスペースもありました。
また、「ドックサロン」の建物内には休憩所があり、持ち込みの食事も楽しむことができます。
暑い日や混雑時でも、屋根付きの場所でゆっくり休憩することができて、子連れには嬉しいポイントです。
設備の安心ポイント
- 総合案内所内に授乳室・おむつ替えスペースあり(電子レンジ・調乳機も使用可)
- 園内のレストランには、ラーメン・うどん、お子様用キッズプレートなど子ども向けの食事あり
- 自販機や売店も充実していて、飲み物やお菓子など急な買い足しもできる
アフリカンサファリ周辺のランチ・買い物
園内にレストランがありますが、サファリに行く前、行った後に食事をしたい人におすすめのお店を紹介します。
地元の名物を食べたい人





大分といえばとり天!
子どもも好きな味でシェアできるのでオススメ
とり天といえばここ。
サクサクのとり天は大人も子どももハマること間違いなしです。
サファリに行く前にサクッと食べたい人
ほんとはゆっくり店内で食べたいけど、小さい子や赤ちゃん連れだと乗せたり降ろしたりも大変。
そんな時はテイクアウトして車内で食べるのもあり。
子連れ旅行の困った!はここで解決
おむつ・洋服・ミルク・離乳食…
旅先で思いがけず足りなくなって困ったことありませんか?



汚したりこぼしたり漏らしたり…
子連れ旅行はハプニングだらけ!
子供用品専門店は、旅行前に場所をチェックしておくと安心です。
宿泊はどうする?子連れにおすすめのホテルの選び方
アリカンサファリは日帰りでも楽しめますが、子連れでゆっくり過ごすなら宿泊がおすすめ。
特に別府・湯布院エリアには、ファミリー向けのホテルや温泉宿が充実しています。
わが家は、子どもも大人も気兼ねなく食事ができるバイキングがあって、アフリカンサファリにアクセスしやすいホテルを選びました。
温泉で疲れを癒しつつ、翌日の移動も短くラクだったので、宿泊して正解でした!
今回泊まったホテルはここ↓
ホテル選びのポイント
- ベビーベッド・子ども用アメニティの有無
- 落下防止のため添い寝の場合は和室 or ローベッド
- 食事が部屋食 or キッズメニュー対応
- 駐車場の広さ・駐車場からロビーまでの距離
- 次の日の目的地までのアクセスの良さ



特に、アクセスの良さは子連れ旅ではかなり重要。
移動距離が長くなるとグズる確率も上がるので、宿選びは慎重に。
持って行ってよかったもの
実際に行ってみて、「これは持ってきて正解だった!」と思ったものをまとめました。
おすすめ持ち物リスト
- 双眼鏡(子ども用でもOK) →遠くの動物を探すのがゲーム感覚になって楽しい!
- ウェットティッシュ →エサやり後の手拭きや、ふれあい広場でのちょっとした汚れに便利
- 着替え →ふれあい広場で動物に触れたり、汗をかいたりで汚れることも
- 帽子・水筒 →夏場はとにかく暑い!熱中症対策は必須
- 酔い止め(必要な場合) →ジャングルバスは揺れるので、乗り物酔いしやすい子には必須
あると安心なもの
- おやつ・軽食
- 小さめのレジャーシート(休憩スペースで座るときに便利)
- 虫よけスプレー(季節によっては蚊が気になる)
子連れで行く際の注意点
アフリカンサファリに実際に行ってみて、「これは気をつけてよかった」と思ったことをまとめました。
季節・天候対策
夏場はとにかく暑い!
広い園内を歩いたり、窓のないサファリバスで過ごす50分間は、子どもも大人も事前の対策が必須です。
帽子・水筒・冷感グッズなどで必ず熱中症対策を行いましょう!
雨の日に来園する場合
雨の日も営業はされていますが、屋外なのでぬかるみがある場所もあるかもしれません。
レインブーツや着替え、タオルがあると安心です。
園内の動き方
- 園内は広いので、ベビーカーがあると移動がラク(レンタルあり/300円)
- トイレや授乳室の場所は、到着後はすぐにチェックしておくとスムーズです。(総合案内所内にあり)
前売り券・割引情報
2025年7月現在、前売り券やお得な割引情報は見当たりませんでした。
入園チケット付き宿泊プランがあるホテルもあるので、宿泊予定の方は検討されてみてくださいね。



「アフリカンサファリ チケット」で検索してみてください!
お得なプランに出会えるかも♪
ちなみにわが家がサファリ前日に宿泊したホテルはここ↓
※画像クリックするとじゃらんのサイトに飛びます



今回はお得なサファリ入園チケット付きプランを利用しました!



バイキング2食とプール付きで大人も子どもも大満足でしたよ~♪
2025年7月現在の情報です。最新のプランはHPでご確認をお願いします。
おわりに
アフリカンサファリは、動物との距離がとにかく近くて、子どもにとっても親にとっても忘れられない体験になりました。
ネットでは情報が少なかったので、本音を言うと、旅行前は「せっかく行くのにジャングルバスには乗れるのかな…」と、とても不安になっていたんです。
でも、そんな不安だった時間も忘れてしまうほど、アフリカンサファリでは子どもたちも驚きと笑顔いっぱいの楽しい一日を過ごすことができました。
今回は、実際に行ってみて初めて分かったことが沢山あったので、特に子連れサファリに役立つ情報をたっぷり詰め込みました。
これからアフリカンサファリを訪れる方は参考にしてみてくださいね。
夏の旅行前に準備しておくと便利なものを紹介しています!


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